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シニア期からの食事について

2022.06.14

今回は「シニア期からの食事について」をご紹介していきます。

犬、猫ともに高齢になると、食欲・消化機能・新陳代謝が低下していきます。

食事の様子に変化を感じた際、老化に配慮しているシニア用のフードへの切り替えを検討してみましょう。消化機能などに負担をかけないようにして、新たなフードを少しずつ混ぜていき1週間ほどで切り替えていきます。

■シニアフードへの切り替えるタイミング■

小型犬、中型犬は老化サインが現れる7~10才頃を目安にして、大型犬は老化が始まる時期が早いため、5才頃を目安にしてください。

猫は、衰えは緩やかですが7~10才頃を目安にして動物病院で検診などを受けて相談すると安心です。

■シニア用フードと栄養バランス■

犬の食性は、雑食傾向の肉食です。体力が衰えていくシニア期は、良質なタンパク質を摂取することが重要です。タンパク質を中心に与えて、低繊維、低炭水化物の食事を心掛けるようにしましょう。
犬用シニアフードは、サイズや犬種ごとのトラブルに配慮したものや衰えやすい部分のサポート機能を備えたものなどがあります。カロリー調整のしやすいものは、運動量が減少していくシニア犬の肥満予防になります。また、手作り食は、犬の嗜好や体調に合わせ調理できることが特徴です。それぞれの犬にあった食事を考える事が重要になります。

猫の食性は、肉食です。犬よりもさらに良質なタンパク質の摂取が必要で、生存に欠かせない栄養素のアラキドン酸とタウリンは動物性食材に含まれています。
猫は、犬のようにサイズや種類の差はあまりありませんが、衰えやすい部分に個体差があります。シニア用フードは猫に合ったものを選ぶことが大切です。手作り食は食欲や体調に合わせて調理できることが利点ですが、生存に欠かせない栄養素を含む食材選びが必要です。

■シニア犬に必要な成分とシニア猫のフードへの注意点■

シニア犬に必要な成分

タンパク質・・・カラダに必要なアミノ酸の供給、免疫機能を保つために欠かせない栄養素でシニア犬がうると効率よく吸収するには、高品質の動物性タンパク質(牛肉、豚肉、鶏肉、魚、卵など)を与える。タンパク質が不足すると充分な栄養が取れずカラダのトラブルや免疫機能の低下などが起きる可能性があります。

脂肪・・・活動に必要なエネルギー源になり、体温の維持やビタミンの供給にも必要な栄養素です。しかし、シニア犬は新陳代謝が衰えて運動量も減るため摂取した脂肪を消費する量が減り、体重が増えやすい傾向にあります。その際は、高脂肪な豚肉やラム肉は避けて低脂肪な鶏肉や牛肉にしましょう。

炭水化物・・・活動に必要なエネルギー源になり、体力の維持などに役立つ栄養素です。犬は、人間のように多くは必要とはしません。過剰に摂取すると肥満をまねきますので気をつけましょう。

シニア猫のフードへの注意点

猫は、犬とは違い生存に不可欠な栄養素があるので、総合栄養食のシニア用キャットフードをメインの食事にした方が安心です。食欲不振の時などに手作り食や食材をトッピングしてあげましょう。
猫は、嗜好性の個体差が大きいので、さまざまなフードや食材を与えて好みを見つけておくことも大切です。

いかがでしたでしょうか?

愛犬や愛猫は、シニア期に近ずいてきたら年齢や嗜好などに合わせて、フード選びを見直してみましょう。毎日、食べるフードは愛犬愛猫にとって大切なものです。

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